フィールドレコーディングの善し悪しは、収録ではなく編集でキマる。
これがオヤネンの持論。
これに異論を唱えるなら、測定マイク一本だけで勝負して、せいぜいサウンドスケープなんて騒いでいなさい。
今回は、ここ数回の記事のまとめとして、現状考えられる最良の編集を総括する。
なお、処理はすべてデジタル段に留め、アナログ処理は感性を加えるツールと割り切る。
※これまでの記事と重複が多いが、そこは悪しからず。
プラグインチェーン
一段目:インパルス処理
● 突発的なインパルスのカット
エンベロープシェイパーなど、音の出だしを調整するツールで対応。
使用ツール:Sonnox / Oxford Envolution
● 細かいインパルスのカット
精神衛生上必要な場合のみ。
二段目:波形の先端処理
なんらかの手段で丸める。
三次倍音でのオーバードライブが最適。
使用ツール:Plugin Alliance / SPL Machine Head
※オーバードライブのみ、音の膨らみはなし。
三段目:低域処理
リニアフェイズEQ(MS処理)でローカットと低域のモノラル化。
使用ツール:Softube / Weiss EQ1
四段目:高域処理
●クロース(寄り)なら減らす → DYN EQ / MBコンプで抑える
●風防などで減った場合は足す → DYN EQ / MBエキスパンダーで増す
これらは必要な場合のみ。
使用ツール:Softube / DEESS(減)・EXCITER(増)、Sonnox / Oxford SuprEsser など
※高域の位相シフトは時間軸への影響が少ない。
以上
すでにお気づきの通り、なにも良くなっていない。
これまでの記事でも伝えたとおり、保護するのは位相。
これでも異を唱えるなら、いっそのこと位相のことは一掃しなさい。
参考文献
エフェクターの教本
『新・エフェクターの全知識』安斎直宗(リットーミュージック)
このバイブルとプラグインの説明書を読み、音がどう変わるのかを掴めばOK。
